当社主力仕入先のLANIK社の鋳造用セラミックフォームフィルターですが、おかげさまで全国各地の鋳造メーカー様でご好評をいただいております。

チェコで製造されるLANIK社のセラミックフォームフィルターは海を渡って日本に到着します。その後は当社横浜の倉庫から大手自動車メーカー様から少量多品種の小物鋳物を製造されているメーカー様まで、様々な需要に応じたセラミックフィルターの提供を行っております。

喜んでいただいた事例のご紹介をさせてください。例えば、同業フィルターメーカー様の方で大きなフィルターの製造が難しいと言う理由で、あるお客様では今まで2枚のフィルターを横並びにして鋳造方案を立てられるお客様がいらっしゃいました。

本来であれば、1枚の大型のフィルターを設置でし、フィルター同士の隙間から侵入してくる鋳造介在物の発生の不安も抑えられるし、そもそも2枚のフィルターを並べると言う工数もできれば避けたいものです。フィルター同士がぶつかり合うダメージや鋳型に対するダメージも気にしながら、繊細な作業をこなされていました。

長年そういった課題を抱えながらも大きなフィルターを製造できるフィルターメーカーと巡り会われる機会もなかったそう。そんな中、偶然にも当社社員が海外の鋳造展示会でお知り合いになり、フィルターを提供させて頂く間柄になりました。

（4年に1度、鋳造の本場ヨーロッパで開催される鋳造見本市”GIFA”がデュッセルドルフの展示会場を盛大に使用して行われます。機会があればこちらのブログでも当時の様子を紹介できればと思います。当時の写真の一コマはこちら）

話をもとに戻して、その大型セラミックフィルターですがまずは写真をご覧ください。鋳造業界で一般的に使われる50角(50x50x22)のフィルターと比べても大きさは一目瞭然です。5トン以上の湯を通過させることができ、それでいて強度なセラミック構造をなしていますので割れの不安もございません。

当社のフィルターは特殊な製法で製造されており、フィルター自体の原材料セラミックによる目詰まりも少なく、それでいてフィルターの構造は当然必要な強度をもっておりますので、多量の注湯にも対応することが可能です。

特殊サイズ、特殊形状の鋳造用セラミックフォームフィルターを探していがなかなか見つからない、そのようなお悩みはありませんか？

そんな時はぜひとも当社へ声掛けいただければ幸いです。お気軽にお問い合わせください。